取扱業務

民事介入暴力(不当要求対策)

民事介入暴力とは,狭義では,「民事執行事件,倒産事件,債権取立事件,その他民事紛争事件において,当事者又は当事者代理人若しくは利害関係人が他の事件関係人に対して行使する暴行,脅迫その他の迷惑行為及び暴行,脅迫,迷惑行為の行使を示唆又は暗示する一切の言動並びに社会通念上,権利の行使又は実現のための限度を超える一切の不相当な行為」とされております。

民事介入暴力(民暴)は,狭義では,暴力団等を念頭にした,不当要求に対する対策のことを言いますが,最近では,暴対法が制定され,また,暴排条例も制定されたことで,暴力団が水面下に隠れて不当要求をなしている事例が多く,広く「反社会的勢力」からの不当要求に対する対策も含めて対応をしております。

反社会的勢力からの不当要求に応じることは,①今後も不当要求がなされる危険が高くなること,②反社会的勢力への資金獲得に協力していることになること,③反社会的勢力への協力者とみなされる危険があること,④事案によっては,条例に基づき,公表される可能性があること,⑤反社会的勢力への協力者とみなされると,銀行取引等ができなくなる等の可能性があること,等のリスクを負うことになります。

一方で,反社会的勢力との関係を遮断したいと考えても,「脅されるのではないか」等の不安から,なかなか毅然とした態度を取ることができない企業・個人もおられると思います。

そこで,警察の協力も得ながら,反社会的勢力に対して毅然とした態度で臨む必要があります。 ≪戻る